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恬然
ふりがな文庫
“恬然”の読み方と例文
読み方
割合
てんぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てんぜん
(逆引き)
何
(
なん
)
となれば娼婦型の女人は
啻
(
ただ
)
に交合を恐れざるのみならず、又実に
恬然
(
てんぜん
)
として個人的威厳を顧みざる天才を
具
(
そな
)
へざる
可
(
べか
)
らざればなり。
娼婦美と冒険
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そう言われると、女を負うて渡した禅僧が
恬然
(
てんぜん
)
として答えるよう、おれはもう女を卸してしまったが、貴様はまだ女を背負っている!
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あらゆる
放埒
(
ほうらつ
)
、物盗り、辻斬りまでやって、なお
恬然
(
てんぜん
)
たる悪行の甘さを夢みるお十夜だが、母を思う時、かれはもろい人間だった。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恬然(てんぜん)の例文をもっと
(67作品)
見る
恬
漢検1級
部首:⼼
9画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“恬然”で始まる語句
恬然子
検索の候補
恬然子
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ヴィクトル・ユゴー
三上於菟吉
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森鴎外
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中里介山
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和辻哲郎
久生十蘭