しず)” の例文
わたくしは寿女さんの訃を信じかねて、そのことをもう一度たしかめてみたく師匠を見遣ったが、ものしずかなその姿には声をかけるさえ臆せられた。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
いつまでもしずかな容子を視ているうちに、不意にそわそわし出した。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)