“衷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うち77.8%
ちゅう7.4%
こころ7.4%
あに3.7%
うら3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何ぞわが諸〻の願ひを滿たさゞる、もしわが汝のうちに入ること汝のわが衷に入るごとくならば、我あに汝の問を待たんや。 七九—八一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ちゅう博士がこの姉妹はらからふたりを並べて、ませ子は部屋で見る女、栄子は舞台で見る女といったというが、わたしは、老年の衷氏の前にいる欣々女史は孫
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
精神的欠陥のある博士は、何時、私までもその研究の実験材料に供するかも知れないような感じが、私のこころには日に日に激しくなって来た。
それが、震災で財産をなくしたのとあにに死なれたのと年をとって来たのとが一緒になって、誰もたずねて来なくなったのがたまらなかったらしいのです。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
かくて我曰ひけるは、汝等の状態さまはわがうらに侮りにあらで大いなる俄に消え盡し難き憂ひを宿せり 五二—五四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)