“衷情”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうじょう88.5%
ちゆうじやう11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『夜すみれにおもむき、久美子に予が衷情(ちゅうじょう)を打ち明く。久美女それを諒(りょう)とせり。帰来、いささか虚脱を感ず。幸福とはかくの如きものか』
Sの背中 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
四名は、身の竦(すく)みを覚えた。秀吉はなお縷々(るる)と衷情(ちゅうじょう)を洩らした。具体的にも例を挙げて、信雄に対する不満の意を明かし、帰するところ
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かつて幡随院長兵衛の劇を見たる時に、われは実に長兵衛の衷情(ちゆうじやう)を悲しめり、然れども我は長兵衛の為に悲しむより、寧ろ当時の平民の為に悲しみしなり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
其の決心を打ち忘れて、斯かる痴態を演ずると云ふ、男子が衷情(ちゆうじやう)の苦痛を、貴嬢は御了解下ださらぬですか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)