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衷情
ふりがな文庫
“衷情”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ちゅうじょう
88.5%
ちゆうじやう
11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちゅうじょう
(逆引き)
『夜すみれにおもむき、久美子に予が
衷情
(
ちゅうじょう
)
を打ち明く。久美女それを
諒
(
りょう
)
とせり。帰来、いささか虚脱を感ず。幸福とはかくの如きものか』
Sの背中
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
四名は、身の
竦
(
すく
)
みを覚えた。秀吉はなお
縷々
(
るる
)
と
衷情
(
ちゅうじょう
)
を洩らした。具体的にも例を挙げて、信雄に対する不満の意を明かし、帰するところ
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
衷情(ちゅうじょう)の例文をもっと
(23作品)
見る
ちゆうじやう
(逆引き)
かつて幡随院長兵衛の劇を見たる時に、われは実に長兵衛の
衷情
(
ちゆうじやう
)
を悲しめり、然れども我は長兵衛の為に悲しむより、寧ろ当時の平民の為に悲しみしなり。
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
其の決心を打ち忘れて、斯かる痴態を演ずると云ふ、男子が
衷情
(
ちゆうじやう
)
の苦痛を、貴嬢は御了解下ださらぬですか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
衷情(ちゆうじやう)の例文をもっと
(3作品)
見る
“衷情”の意味
《名詞》
真心。誠心
本心。
(出典:Wiktionary)
衷
常用漢字
中学
部首:⾐
9画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“衷”で始まる語句
衷心
衷
衷甸
衷裡
衷甸両牡
衷甸兩牡
“衷情”のふりがなが多い著者
木下尚江
三上於菟吉
吉川英治
梅崎春生
柳宗悦
福沢諭吉
北村透谷
谷崎潤一郎
泉鏡花
夏目漱石