“皇国”のいろいろな読み方と例文
旧字:皇國
読み方割合
みくに55.6%
こうこく16.7%
すめぐに11.1%
すめらみくに11.1%
すめくに5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白亀の改元かいげん白鳥しらとり神瑞しんずゐ、八幡のはと、源家のはた、すべて白きは 皇国みくに祥象しやうせうなれば、天機てんき白熊はくいうをいだししも 昇平万歳しようへいばんぜいの吉ずゐ成べし。
われらの陸海軍は皇国こうこく三千年の夢を実現しつつあるではないか。偉大なる夢と月々火水木金々の努力、くして偉大なる現実は生れるのだ。夢無くして科学は無い。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
此の立つはわたくしならず、人ひとりるとにあらず、皇国すめぐにをただに清むと、正しきにただにかへすと、心からいきどほる我はや。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
森羅万象しんらばんしょうことごとく皇国すめらみくにに御引寄せあそばさるる趣きをく考へわきまへて、外国とつくにより来る事物はよく選み採りて用ふべきことで、申すもかしこきことなれども
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「海行かばづくかばね、もとよりわが聯合艦隊は全滅を覚悟して戦います。あまつ神、国つ神よ、ねがわくはこの皇国すめくにを守らせたまえ。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)