“みくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御国33.9%
三国28.8%
皇国16.9%
御國8.5%
三國6.8%
1.7%
天國1.7%
爾國1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうでないと、あれでも御国みくにのためには、生命いのちおしまないてあいだから、どんなことをしようも知れない。よく思案して請取るんだ、いいか。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ココロボチ 越前の三国みくに港附近で、石花菜すなわち「てんぐさ」をそういっている。この単語にはおかしい歴史がある。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
⦅宝玉も、黄金の鍛冶場も、陛下の皇国みくに全体も要りませぬ。それよりも、オクサーナをば遣はしなされませ!⦆つてな。
朝日さすすめら御國みくにのかたをこそあめのはじめといふべかりけれ (橘守部)
愛国歌小観 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
岡町をかまち中食ちうじきをして、三國みくにから十三じふそわたしにしかゝつたときは、もうなゝごろであつた。渡船とせんつてゐるので、玄竹げんちくみち片脇かたわきつて、つてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
なんじみくにを来らせ給へ、御心の天に成る如く地にも成らせ給へ。
工場の窓より (新字旧仮名) / 葉山嘉樹(著)
そして天國みくにへゆきました
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
爾國みくにの平和を我等のもとに來らせたまへ、そは若し來らずば、我等こゝろばせを盡すとも自ら到るあたはざればなり 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)