トップ
>
皇国
>
みくに
ふりがな文庫
“
皇国
(
みくに
)” の例文
旧字:
皇國
白亀の
改元
(
かいげん
)
、
白鳥
(
しらとり
)
の
神瑞
(
しんずゐ
)
、八幡の
鳩
(
はと
)
、源家の
旗
(
はた
)
、すべて白きは
皇国
(
みくに
)
の
祥象
(
しやうせう
)
なれば、
天機
(
てんき
)
白熊
(
はくいう
)
をいだししも
昇平万歳
(
しようへいばんぜい
)
の吉
瑞
(
ずゐ
)
成べし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
⦅宝玉も、黄金の鍛冶場も、陛下の
皇国
(
みくに
)
全体も要りませぬ。それよりも、オクサーナをば遣はしなされませ!⦆つてな。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
また
論語
(
ろんご
)
にしがみついたりしましたが——ふと、国学にはいって、この
皇国
(
みくに
)
の真髄を明示されてから、断然、髪をたくわえて、江戸にのぼりました。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かたがたもっていささか
皇国
(
みくに
)
の光を異境に発揚せずんばあるべからず、とコン吉においてはタヌもろ共、ああでもない、こうでもない、「首」ひねったあげく、やがて妙趣天来。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「毛唐め! やりおる! やりおる! あのように
皇国
(
みくに
)
の海を人もなげに走りおる!」
船医の立場
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
皇国
(
みくに
)
の疲労に相成らざるやう心掛くべき所、開港以来諸品高価のうちには、糸類は未曾有の沸騰に乗じ、諸国糸商人共へ
相場状
(
そうばじよう
)
にて相進め、頻りに横浜表へ積出させ候につき、糸類悉く払底
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
たのしみは
戎夷
(
えみし
)
よろこぶ世の中に
皇国
(
みくに
)
忘れぬ人を見るとき
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
皇国
(
みくに
)
につくす まごころは
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
ただそれこの
皇国
(
みくに
)
を害するほどな稀代な悪人でない限りには、たとえいま小罪があろうとも生けるうちに一善をもなして国のために奉じる日もあろうかと思われる人間は。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの上に日章旗を押したててね、(高い山から谷底見れば——)の一つも歌ってさ、
皇国
(
みくに
)
の光を
八紘
(
はっこう
)
に輝やかさではおくべきや、エンサカホイ、ってわけなんだよ。……どう、わかったかい。
ノンシャラン道中記:07 アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「田野のなかにも、無智な
田夫
(
でんぷ
)
ばかりはいない。真実をわきまえている怖ろしい民もいる。……世はみだれても、やはりかわらぬ
皇国
(
みくに
)
、そこの土に生きる民くさ、
明国
(
みんこく
)
や朝鮮とはちがう」
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これが、一私人の栄華とか、城郭を飾るとかいう財なら、わしに奉行はできんが、
皇国
(
みくに
)
のためなら、水戸一藩が、
稗
(
ひえ
)
粟
(
あわ
)
を喰い、百姓にのぞんでは、
不愍
(
ふびん
)
と思うことでも、
強
(
し
)
い得る信念がある
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“皇国”の意味
《名詞》
皇 国(こうこく)
皇帝又は天皇を元首とする国。
大日本帝国の美称。日本の右翼が日本国のことを指して呼ぶ際に用いることが多い。
(出典:Wiktionary)
皇
常用漢字
小6
部首:⽩
9画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“皇”で始まる語句
皇子
皇后
皇帝
皇
皇孫
皇神
皇女
皇統
皇祖
皇叔