“明国”の読み方と例文
読み方割合
みんこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内記はそうだと頷いた、「磯貝いそがいなにがし、三浦なにがしという者が、明国みんこく人から伝えられたのを、さらにくふうしたのだそうだが」
「汝のような者が、信長の統業下にあることは、世間のうたがい、物笑い、日本にとどまらず、明国みんこく高麗こうらい天竺てんじく南蛮なんばんまでの恥さらしである」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
医師となって長享元年に明国みんこくに入り、留まること十二年、明応七年に三十四歳で帰朝して、明の医術を伝えて、その名声天下にあまねく、総、毛、武州の地を往来し、天文六年二月十九日
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)