“明国物”の読み方と例文
読み方割合
みんこくもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふつうの武家の書院とちがい、そこにも次のへやにも、書物がたくさんあった。春蘭しゅんらんの鉢、陶器、文房具など、明国物みんこくもののにおいが濃い。故人卜幽軒ぼくゆうけんの学風や趣味によるものであろう。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)