“大明国”の読み方と例文
読み方割合
だいみんこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
血管のなかにはまだ夜来の酒気もそのままかおっているかのような夢中と現身うつしみの境に、彼の脳裡のうりには、南方の島々や高麗こうらいの沿海や、ゆくてに大明国だいみんこくをさしている大船列や
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉の朝鮮出兵は、朝鮮を討つためではなくて、大明国だいみんこくを征するのが目的であつた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
雪舟もいいましたね、大明国だいみんこくにわが師とすべき画はない、山水のみが師だ……と。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)