“だいみんこく”の漢字の書き方と例文
語句割合
大明国100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大明国だいみんこくとの和議が整いかけて、凱陣の士卒がわずかに休養する暇もなく、又もや斯かる普請を起して諸国の人馬を労すると云うのも、つまるところはおひろいに対する愛情の結果であると思えば
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「それは教えもしよう、が、修業はなかなかむずかしい。私の体得した術というのは、そのむかし、果心居士かしんこじという道人が、大明国だいみんこくにわたって、神仙から習得したといわれている、幻術の一種じゃ。私はそれから三代め」
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それがいつでもご自慢の大明国だいみんこくのはなしだった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)