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御國
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みくに
あの
日の
出づる
邊、
我故國では
今頃は
定めて、
都大路の
繁華なる
處より、
深山の
奧の
杣の
伏屋に
到るまで、
家々戸々に
日の
丸の
國旗を
飜して、
御國の
榮を
祝つて
居る
事であらう。
朝日さすすめら
御國のかたをこそ
天のはじめといふべかりけれ (橘守部)
かよわくて
御國はぐくむ歌もなし身は
孤獨にてよる胸もなし
『かしこきやすめら
御國はうまし國うら安の國くにのまほくに』『
百八十と國はあれども日の本のこれの
倭にます國はあらず』『天地のそきへのきはみ
覓ぎぬとも
御國にましてよき國あらめや』
朝日子のとよさかのぼる
御國こそ日のいる國の初めなりけれ (同)