“御国”のいろいろな読み方と例文
旧字:御國
読み方割合
みくに74.1%
おくに18.5%
土佐3.7%
長州3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵の入間いるま郡には椿峯つばきみねという所が二箇所あります。その一つは、御国みくにの椿峯で、高さ四五尺の塚の上に、古い椿の木が二本あります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私も斯様に米国から御国おくにに伝道に参って居りますが、馨子さんの働きを見れば、其働きの間は実にしばらくの間でございましたが、私は恥入る様に思います。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
小弟下ノ関居の日、薩大久保一蔵長州ニ使者ニ来り、同国の蒸汽船を以て本国薩摩に帰り申候。御国土佐の勢はいかに御座候や。又後藤参政はいかゞに候や。
三吉大夫ニもくハ敷御申(なされ)候得バ、此拙蔵ハ何でも出来ることだけハ御定約ぢゃうやく仕候間、御国長州の御為にも、よ程相成、私の国土佐ニもつがふよろしく商談相立可申候と存候。不具。