“故國”のいろいろな読み方と例文
新字:故国
読み方割合
ここく50.0%
こゝく25.0%
ふるさと25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三ヶげつほどの南北支那なんぼくしなたびをはつて、明日あしたはいよいよなつかしい故國ここくへの船路ふなぢかうといふまへばん
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
かんがへると、無限むげん悲哀かなしくなつて、たゞ茫然ぼうぜん故國こゝくそらのぞんで、そゞろに暗涙あんるいうかべてとき今迄いまゝで默然もくねんふか考慮かんがへしづんでつた櫻木大佐さくらぎたいさは、突然とつぜんかほげた。
昨日きのふはからずも天外てんぐわい萬里ばんりわが同胞どうほうにめぐりひ、あだかてんのなせるがごと奇縁きえんにていま優美やさし春枝夫人はるえふじん可憐かれんなる日出雄少年等ひでをせうねんらおなふねおな故國ふるさとかへるとはなにたる幸福しあはせであらう。