“天外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんがい50.0%
てんぐわい37.5%
そら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると何処ともなく天外てんがいになつかしい声が聞えて、さわさわと木の葉が揺れるかと思うと、日頃恋い慕っていた姉が、繁みのなかから出てきたのである。
稚子ヶ淵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
『いや/\、わたくしかへつて、天外てんぐわい※里ばんり此樣こんしまから、何時いつまでも、君等きみら故郷こきようそらのぞませることなさけなくかんずるのです。』と嘆息たんそくしつゝ
長官の梁中書りょうちゅうしょは、それを一読するや、顔の色を失ってしまった。気魂きこん、おののきふるえて、天外そらに飛ぶのていだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)