“天魔外道”の読み方と例文
読み方割合
てんまげどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君恩をかさに着て利欲名聞みょうもんのほか何ものもない行状は、ごく近ごろのことゆえ、きっと硫黄いおうしまにいるあいだに、天魔外道てんまげどうに心を食われ、都返りをして来た者は
されば、神と云いほとけと云う天魔外道てんまげどうたぐいを信仰せられて、その形になぞらえた木石にも香花こうげを供えられる。かくてはやがて命終めいしゅうに臨んで、永劫えいごう消えぬ地獄の火に焼かれ給うに相違ない。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)