-
トップ
>
-
天魔神
読み方 | 割合 |
てんまじん | 66.7% |
てんましん | 33.3% |
法月弦之丞とやら、たとえ
夕雲の使い手にしろまさか
天魔神でもあるまいに、遠巻きにするの山狩のと、いやはや
仰山千万だ。
むらがる
剣を雑草ともおもわず、押しかかる
槍ぶすまを
枯れ木のごとくうちはらって、
縦横無尽とあばれまわる
怪力は、さながら
金剛力士か、
天魔神か。
いかれる
獅子のまえにはなにものの
阻害もない。忍剣はいま、さながら
羅刹だ、
夜叉だ、
奸譎な
非武士の
卑劣を
忿怒する
天魔神のすがただ。