“てんぐわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
天外100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『いや/\、わたくしかへつて、天外てんぐわい※里ばんり此樣こんしまから、何時いつまでも、君等きみら故郷こきようそらのぞませることなさけなくかんずるのです。』と嘆息たんそくしつゝ
ロミオ なに、無事ぶじで、勝誇かちほこって? マーキューシオーがころされたのに! 此上このうへ禮儀れいぎ寛大くわんだい天外てんぐわいなげうった。
つくして待遇もてなしけるにぞ吉之助はかゝる遊びの初めてなれ魂魄たましひ天外てんぐわいとびたゞうつゝの如くにうかれ是よりして雨の夜雪の日のいとひなくかよひしかば初瀬留もにくからず思ひ吉之助ならではと今はたがひふか云交いひかはし一にちあはねば千秋の思ひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昨日きのふはからずも天外てんぐわい萬里ばんりわが同胞どうほうにめぐりひ、あだかてんのなせるがごと奇縁きえんにていま優美やさし春枝夫人はるえふじん可憐かれんなる日出雄少年等ひでをせうねんらおなふねおな故國ふるさとかへるとはなにたる幸福しあはせであらう。
天外てんぐわい萬里ばんり異邦ゐほうでは、初對面しよたいめんひとでも、おな山河やまかはうまれとけばなつかしきに、まして昔馴染むかしなじみ其人そのひとが、現在げんざいこのにありといてはたてたまらない、わたくしぐと身仕度みじたくとゝのへて旅亭やどやた。