“寛大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんだい50.0%
おおめ16.7%
くわんだい8.3%
おおまか8.3%
おほめ8.3%
ゆったり8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々は寛大かんだいに拍手しました。その人はぶるぶるふるえる手でコップに水をついでのみました。コップの外へも水がすこしこぼれました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
、だましたな。こんどだけは、寛大おおめにみてやる、おまえはわしの名づけ子のことだからな。だが、こんなことを、もう一ぺんやったら、いのちはないぞ。わしは、おまえを
ロミオ なに、無事ぶじで、勝誇かちほこって? マーキューシオーがころされたのに! 此上このうへ禮儀れいぎ寛大くわんだい天外てんぐわいなげうった。
「こっちで随意に選ぶようにとばかに寛大おおまかなお達しだそうで」
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
つと馬鹿な奴はカーボンやプラチナ板に撮した自分の写真をうやうやしく送つて来る奴もある。イヤハヤお咄しにならんが、旦那は這般こん連中てあひ寛大おほめに見て在らツしやるんだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
「坊はねくおききよ。先におなくなりなすって、遠方の墓に埋られていらっしゃる方に、似てるのだよ。ぼうもねその方の通りに、寛大ゆったりして、やさしくッて、剛勇つよくなっておくれよ」
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)