“かんだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寛大66.7%
漢代22.2%
款乃11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みなのもの祝義しうぎでもつかはしませうとてこたへもかずずん/\と引出ひきいだすを、きやくはしらよりかゝつてながめながら小言こゞともいはず、諸事しよじおまかせ申すと寛大かんだいひとなり。
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
同じに、支那からも、しん漢代かんだいの人々が、無数に日本へ移り住み、それはすでに、この国の民くさとなって、血も立派に一つとなって今日に流れて来ている。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その上を、帆をかけた舟が悠々と流れるように東北へいくつもいくつも動いて行くのだ。舟には、鮮人の舟夫が例の美音で款乃かんだいを唄っている。
淡紫裳 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)