“おほめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大目64.3%
寛裕14.3%
寛大7.1%
御譽7.1%
御賞7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れから屹度きつとやらないなら今日けふところだけは大目おほめいたゞいて警察けいさつれてかれないやうにうかゞつててあげるがね、どうしたもんだね」と勘次かんじへいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
寛裕おほめにも見て置いた訳であるが、然し、さう身勝手が過ぎると、私も一校の司配を預かる校長として
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
つと馬鹿な奴はカーボンやプラチナ板に撮した自分の写真をうやうやしく送つて来る奴もある。イヤハヤお咄しにならんが、旦那は這般こん連中てあひ寛大おほめに見て在らツしやるんだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
いつはる曲者ゆゑとくと吟味に及び候おそれ乍ら右曲者の面體めんていきみ御容貌ごようばうによく申す樣に存じ奉るとぞ御答おんこたへ申上ければ將軍家にはふか其忠節そのちうせつを御感心遊ばされ忠右衞門宜くも申たりとて御譽おほめの御言葉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「お前も御賞おほめにあずかったって、あんまりうれしくないだろう」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)