“だいめ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
代目	66.7%
基目	16.7%
大目	16.7%

代目

たった一人（ひとり）、江戸（えど）で生（うま）れて江戸（えど）で育（そだ）った吉次（きちじ）が、他（ほか）の女形（おやま）を尻目（しりめ）にかけて、めきめきと売出（うりだ）した調子（ちょうし）もよく、やがて二代目（だいめ）菊之丞（きくのじょう）を継（つ）いでからは上上吉（じょうじょうきち）の評判記（ひょうばんき）は

おせん (新字新仮名) ／ 邦枝完二(著)

基目

で、其（それ）で矢張（やつぱ）り、お前樣（まへさま）に私（われら）がしましたやうに、背後（うしろ）から呼留（よびと）めまして、瓦斯（がす）の五基目（だいめ）も、足（あし）もとの十九の數（かず）も、お前樣（まへさま）に今（いま）われらが言（い）うた通（とほ）りの事（こと）を申（まを）します。

三人の盲の話 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)

「然（さ）れば……其（そ）の五基目（だいめ）に一（ひと）ツ殘（のこ）りました灯（ひ）の下（した）に、何（なに）か見（み）えはいたしませぬか。」

三人の盲の話 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)

大目

へえー……何（な）にかえ、貴方（あなた）は神幸（かみかう）といふ立派（りつぱ）な御用達（ごようたし）で大（たい）したお生計（くらし）をなすつたお方（かた）か……えーまアどうも思（おも）ひ掛（が）けないことだねえ、貴方（あなた）の家宅（ところ）の三畳（でふ）大目（だいめ）の、お数寄屋（すきや）が出来（でき）た時に

大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食 (新字旧仮名) ／ 三遊亭円朝(著)