代目だいめ)” の例文
わたしたちが、子供こどものころから、したしみなれてきた一休いっきゅうさんは、紫野大徳寺むらさきのだいとくじ、四十七代目だいめ住職じゅうしょくとして、天下てんかにその智識ちしき高徳こうとくをうたわれたひとでした。
先生と父兄の皆さまへ (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
たった一人ひとり江戸えどうまれて江戸えどそだった吉次きちじが、ほか女形おやま尻目しりめにかけて、めきめきと売出うりだした調子ちょうしもよく、やがて二代目だいめ菊之丞きくのじょういでからは上上吉じょうじょうきち評判記ひょうばんき
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
代目だいめ時代じだい鷄屋とりや番人ばんにん老人らうじんて、いろ/\世話せわをしてちやなどれてれてたが、其老人そのろうじんもなくんだので、んとなく寂寞せきばくかんじたのであつた。
... 八代目だいめだんらう市村羽左衛門いちむらうざゑもん怪談くわいだん沢村宗さはむらそうらう御殿女中ごでんぢよちう怪談くわいだん岩井半いはゐはんらう怪談くわいだん其他そのた聞いた事見た事を種々いろ/\集めてゐるんですが」とふと、是真翁ぜしんをうが「円朝ゑんてうさん、めう怪談くわいだん種子たねがある。 ...
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
それから三代目だいめ代目だいめとは、無關係むくわんけいで、構内こうないへは一あし踏入ふみいれなかつたが、到頭たう/\その鷄屋とりやほろびてしまつたので、これをさいはひと佛骨子ぶつこつしをかたらひ、またすこつてた。
代目だいめ瀬川菊之丞せがわきくのじょう全盛ぜんせいきわめていることとて、そのかげけっしていものではなかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
梅廼屋うめのやは五代目だいめ塩原多助しほばらたすけ女房にようばうで、それが亭主ていしゆなくなつてから
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
代目だいめ瀬川菊之丞せがわきくのじょうほうぜられたのは、そのがたちかくだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)