“代地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいち84.6%
しま7.7%
かえち7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが流行はやりとなって、佐竹ッ原でも、代地だいちでも、本願寺裏でも、食えない撃剣家が小屋掛けをして、試合の呼び出しに落語家を使ったり
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……両人は、辰の刻、お仮屋前にてお出むかいいたし、お鷹狩のあいだに代地しまならびに代のかこいの検証をすませておく。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
代地かえちとしておかみからいただいたのをよいことにして、世間へはお千絵様が他へ立ち退いたように言いふらし、その実、門も戸も釘付けにしたまま、あの屋敷の奥に押しこめてあるのでございます。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)