“代地河岸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいちがし50.0%
だいちかし25.0%
だいちぎし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一歳ひととせ浅草代地河岸だいちがし仮住居かりずまいせし頃の事なり。築地より電車に乗り茅場町かやばちょうへ来かかる折から赫々たる炎天俄にかきくもるよと見る間もなく夕立襲い来りぬ。
夕立 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一軒は代地河岸だいちかし一軒は赤坂豊川稲荷あかさかとよかわいなり横手裏に御座候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
実はゆうべ、浅草の代地河岸だいちぎしのおそのという女のうちへ押込みがはいって、おふくろと女中の物には眼もくれず、お園の着物をいっさい担ぎ出してしまいました。