“仮住居”の読み方と例文
読み方割合
かりずまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われ浮世の旅の首途かどでしてよりここに二十五年、南海の故郷をさまよい出でしよりここに十年、東都の仮住居かりずまいを見すてしよりここに十日
旅の旅の旅 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
吉左衛門やおまんは味噌納屋みそなやの二階から、お民はわびしい土蔵の仮住居かりずまいから、いずれも新しい木の香のする建物の方に移って来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
仮住居かりずまい門口かどぐちに立ったガラッ八の八五郎は、あわてて弥蔵やぞうを抜くと、胡散うさんな鼻のあたりを、ブルンとで廻すのでした。