“坐住居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いずまい75.0%
ゐずまひ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と種彦は先ほどからふなばたひじをつき船のゆれるがままに全く居眠りでもしていたらしく、やや坐住居いずまいを直して、今更のように四辺あたりにぎわいを打見遣うちみやりながら、どうかすると
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「非人情ですよ」と女はたちまち坐住居いずまいを正しながらきっと云う。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
長くきちんと坐つて居る事が出來ないと見えて、話すことばの終り毎に、恐しく透通つた聲で高く遠慮なく笑ひながら、絶えず身體からだを搖り動しては坐住居ゐずまひを直して居た。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)