“坐臥”の読み方と例文
読み方割合
ざが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈴木春信は可憐なる年少の男女相思の図と合せて、また単に婦人が坐臥ざが平常の姿態を描きたくみに室内の光景と花卉かきとを配合せり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一家戒慎かいしんして室をきよめ、みだりに人を近づけず、しかも出入坐臥ざが飲食ともに、音もなく目にも触れなかったことは、他の多くの尊い神々も同じであった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
坐臥ざがの自由、寐返りの自由、足を伸す自由、人を訪ふ自由、集会に臨む自由、かわやに行く自由、書籍を捜索する自由、癇癪かんしゃくの起りし時腹いせに外へ出て行く自由
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)