“常住坐臥”の読み方と例文
読み方割合
じょうじゅうざが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この花やかにしゃちこばった気分がドイツ大学生特にいわゆるコアー学生の常住坐臥じょうじゅうざがを支配しているように思われるのであった。
ベルリン大学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
常住坐臥じょうじゅうざが国家の事以外を考えてならないという人はあるかも知れないが、そう間断なく一つ事を考えている人は事実あり得ない。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自然とそなわる貴族的なる形の端麗、古典的なる線の明晰を望む先生一流の芸術的主張が、知らず知らず些細ささいなる常住坐臥じょうじゅうざがあいだに現われるためであろうか。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)