“行住坐臥”の読み方と例文
読み方割合
ぎょうじゅうざが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新青年などの証拠品が、六郎氏の書斎の錠前つき本棚にあったこと、その錠前の鍵は一つしかなく、六郎氏が行住坐臥ぎょうじゅうざが所持していたことは
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
世人の重き宝を盗もうと思い、強い敵を打たんと思い、絶世の美人を得ようと思うものは、行住坐臥ぎょうじゅうざが、その事の実現のために心を砕いている。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
我等猫属ねこぞくに至ると行住坐臥ぎょうじゅうざが行屎送尿こうしそうにょうことごとく真正の日記であるから、別段そんな面倒な手数てかずをして、おのれの真面目しんめんもくを保存するには及ばぬと思う。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)