“手数”のいろいろな読み方と例文
旧字:手數
読み方割合
てかず56.8%
てすう41.9%
トラブル1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国から旅費を送らせる手数てかずと時間を省くため、私は暇乞いとまごいかたがた先生の所へ行って、るだけの金を一時立て替えてもらう事にした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なぐるなんと云う余計な手数てすうは掛けない。そんな無駄をする程なら、己は利足りそくの勘定でもする。女房をもその扱いにしていたのだ。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
日本の外務省が英国の内政上の問題にまで乗り出すようなそんな手数トラブルをしないことは火を見るよりもあきらかなことなのです。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)