坐住居いずまい)” の例文
と種彦は先ほどからふなばたひじをつき船のゆれるがままに全く居眠りでもしていたらしく、やや坐住居いずまいを直して、今更のように四辺あたりにぎわいを打見遣うちみやりながら、どうかすると
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「非人情ですよ」と女はたちまち坐住居いずまいを正しながらきっと云う。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と、坐住居いずまいを直して答えた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)