“全盛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんせい85.7%
それ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小夜衣さよぎぬと改めしか是も突出つきだし其日より評判もつともよかりければ日夜の客絶間たえまなく全盛ぜんせい一方ならざりけり茲に神田三河町にしち兩替渡世を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
小栗上野介おぐりこうずけのすけ全盛ぜんせいの当時、常に政府にちかづきたるは仏国公使レオン・ロセツにして、小栗及び栗本鋤雲くりもとじょうん等ともしたしく交際こうさいし政府のために種々のさくを建てたる中にも
「いいえ、全盛それどころではござんせん。姉が達者でいてくれますと、養母おふくろも力になるんですけど、私がこんなですからね。——何ですよ、いつも身体が弱くって困りますの。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)