“鷄屋”の読み方と例文
新字:鶏屋
読み方割合
とりや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代目だいめ時代じだい鷄屋とりや番人ばんにん老人らうじんて、いろ/\世話せわをしてちやなどれてれてたが、其老人そのろうじんもなくんだので、んとなく寂寞せきばくかんじたのであつた。
それから三代目だいめ代目だいめとは、無關係むくわんけいで、構内こうないへは一あし踏入ふみいれなかつたが、到頭たう/\その鷄屋とりやほろびてしまつたので、これをさいはひと佛骨子ぶつこつしをかたらひ、またすこつてた。
これだけあらした權現臺ごんげんだいは、其後そののち幾變遷いくへんせんして、以前もとさまられぬ。四十一ねんなつつてると、鷄屋とりやさへくなつてしまつてる。幻花子げんくわし鷄屋とりや出來できまへからつてるのだ。