“とりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鳥屋48.5%
取遣15.2%
鶏屋9.1%
鶏肉屋9.1%
鷄屋3.0%
取上3.0%
取止3.0%
鳥料理3.0%
鳥舎3.0%
鶏舎3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うもさうらしい、はねへたうつくしいひとうも母様おつかさんであるらしい。もう鳥屋とりやには、くまい、わけてもこのこはところへと、其後そののちふつゝり。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
四海波静かにて、波も動かぬ時津風、枝を鳴らさぬ御代みよなれや、と勿体ない、祝言の小謡こうたいを、聞噛ききかじりにうたう下から、勝負!とそれ、おあし取遣とりやり。板子の下が地獄なら、上も修羅道しゅらどうでござります。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
両角 僕は、鶏屋とりや以外、鶏を飼ふことを禁じる案を提出します。
犬は鎖に繋ぐべからず (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
小山の奥さん、大原さんのお口には合いますまいけれども鳥の肉を柔く煮ますのは普通の鶏肉屋とりやでお買いなすったこわい肉なら大切片おおぎれのままザット三時間も湯煮ゆでるのです。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
代目だいめ時代じだい鷄屋とりや番人ばんにん老人らうじんて、いろ/\世話せわをしてちやなどれてれてたが、其老人そのろうじんもなくんだので、んとなく寂寞せきばくかんじたのであつた。
それから三代目だいめ代目だいめとは、無關係むくわんけいで、構内こうないへは一あし踏入ふみいれなかつたが、到頭たう/\その鷄屋とりやほろびてしまつたので、これをさいはひと佛骨子ぶつこつしをかたらひ、またすこつてた。
それになにわしなどは田地を沢山持って居ねえもんだから、他人ひとの田地を手伝をして、小畠こばた取上とりやげたものをちっとべえ売りにめえります、白山の駒込の市場へめえって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それで真先まっさき取止とりやめになったのは、この原子関係の研究であった。
原子爆弾雑話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
賭博場ばくちばころげ歩き、芸妓屋の情夫にいさんになったり、鳥料理とりやの板前になったり、俥宿の帳附けになったり、かしらの家に厄介になったり、遊女おいらんを女房にしたりしているうちに
鳥舎とりやの鵞鳥もねんねした。
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
鶏舎とりやの鶏さへ みなうらら
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)