“取遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりや50.0%
とりやり40.0%
とりつか10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは兄弟と云う者がない身の上でございますゆえ、今年からおそなえ取遣とりやりを致します、明日みょうにちあたり餅搗もちつきを致しますから、すぐにお供をお届け申しますが、うぞ幾久しく御交際を願います
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
安斎は大人しいが気のいた男で、霽波と一しょには騒がないまでも、芸者と話もする。杯の取遣とりやりもする。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
領主 暫時しばらく叫喚けうくわんくちぢよ、この疑惑ぎわくあきらかにしてその源流げんりう取調とりしらべん。しかのち、われ卿等おんみら悲歎なげきひきゐて、かたきいのちをも取遣とりつかはさん。づそれまでは悲歎ひたんしのんで、この不祥事ふしゃうじ吟味ぎんみしゅとせい。