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取遣
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とりやり
ふりがな文庫
“
取遣
(
とりやり
)” の例文
安斎は大人しいが気の
利
(
き
)
いた男で、霽波と一しょには騒がないまでも、芸者と話もする。杯の
取遣
(
とりやり
)
もする。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
丁度其頃わたしはヘツケル先生と手紙の
取遣
(
とりやり
)
をしてゐました。ヘツケル先生は御存じでせう。
尼
(新字旧仮名)
/
グスターフ・ウィード
(著)
取遣
(
とりやり
)
をする前に、俺は先刻洞穴の中で貴様から貰ったあの返礼をしてやったのだ。
月世界競争探検
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
譬
(
たと
)
えば
筵席
(
えんせき
)
の
觴政
(
しょうせい
)
の如く、また西洋学生団のコンマンの如しともいうべきであろうか。しかし集会に列するものは、これがために命の
取遣
(
とりやり
)
をもしなくてはならなかった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付