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とや
ふりがな文庫
“とや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
鳥屋
68.9%
塒
11.1%
鶏舎
8.9%
窠宿
2.2%
棲
2.2%
瘡毒
2.2%
窠
2.2%
鳥舎
2.2%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥屋
(逆引き)
すると、ふいに、
鳥屋
(
とや
)
のなかで、一羽の鵞鳥がけたゝましく鳴いたかと思ふと、たくさんの鵞鳥がいちどに、があがあ鳴きだしました。
エミリアンの旅
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
とや(鳥屋)の例文をもっと
(31作品)
見る
塒
(逆引き)
夜になって
塒
(
とや
)
へ入るのは何もかわったことはないけれど、何だか
淋
(
さみ
)
しそうで可哀相だねえ、
母様
(
おっかさん
)
と二人ばかしになったって、お前、私が居れば可いじゃあないか。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
とや(塒)の例文をもっと
(5作品)
見る
鶏舎
(逆引き)
二人で鶏を
鶏舎
(
とや
)
へ始末をしてから、縁側の方へ戻って来ると、中村は愚かしい芳太郎に、いつも言って聞かせるようなことを、また繰り返した。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
とや(鶏舎)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
窠宿
(逆引き)
降り続く大雪に、
伯母
(
おば
)
に逢ひたる
心地
(
ここち
)
にや、月丸は
雌
(
つま
)
諸共
(
もろとも
)
に、奥なる広庭に戯れゐしが。折から裏の
窠宿
(
とや
)
の
方
(
かた
)
に当りて、鶏の叫ぶ声
切
(
しき
)
りなるに、
哮々
(
こうこう
)
と狐の声さへ聞えければ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
即
(
すなわ
)
ち裏の垣より忍び入りて
窠宿
(
とや
)
近く往かんとする時、
他
(
かれ
)
目慧
(
めざと
)
くも僕を
見付
(
みつけ
)
て、
驀地
(
まっしぐら
)
に
飛
(
とん
)
で
掛
(
かか
)
るに、不意の事なれば僕は
狼狽
(
うろた
)
へ、急ぎ元入りし垣の穴より、走り抜けんとする処を
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
とや(窠宿)の例文をもっと
(1作品)
見る
棲
(逆引き)
折から撃ッて来た拍子木は
二時
(
おおびけ
)
である。
本見世
(
ほんみせ
)
と
補見世
(
すけみせ
)
の
籠
(
かご
)
の鳥がおのおの
棲
(
とや
)
に帰るので、一時に上草履の音が
轟
(
とどろ
)
き始めた。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
とや(棲)の例文をもっと
(1作品)
見る
瘡毒
(逆引き)
森「
痔疾
(
じしつ
)
なんざアありやせんや、
瘡毒
(
とや
)
に
就
(
つい
)
て仕舞っているから」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
とや(瘡毒)の例文をもっと
(1作品)
見る
窠
(逆引き)
昨日
(
きのう
)
は
富家
(
ふうか
)
の門を守りて、
頸
(
くび
)
に真鍮の輪を
掛
(
かけ
)
し身の、今日は
喪家
(
そうか
)
の
狗
(
く
)
となり
果
(
はて
)
て、
寝
(
いぬ
)
るに
窠
(
とや
)
なく食するに肉なく、
夜
(
よ
)
は辻堂の
床下
(
ゆかした
)
に雨露を
凌
(
しの
)
いで、
無躾
(
ぶしつけ
)
なる
土豚
(
もぐら
)
に驚かされ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
とや(窠)の例文をもっと
(1作品)
見る
鳥舎
(逆引き)
「木戸から中へ入っちゃだめよ、
鳥舎
(
とや
)
へいってごらんなさい、鳥がみんな眠っているから、それでも見て来るといいわ」
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
とや(鳥舎)の例文をもっと
(1作品)
見る
“とや”の意味
《名詞》
とや【鳥屋、塒、(鶏の場合の当て字):鶏舎、鶏屋】
鳥類を飼うための小屋、鳥小屋。特に鷹を飼う小屋。
(語義1に籠もることから)鷹の羽が冬から夏にかけ生え変わること、鷹の年齢表示にも用いる。
(語義2から)遊女が梅毒で毛が抜け落ちる様。梅毒。
歌舞伎の舞台で花道前の控えの小部屋。
鳥を捕らえるために人がこもる小屋。
《助詞》
とや(内容・引用の格助詞「と」+反語の係助詞「や」)
~とでも言うのであろうか。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
とりや
とぐら
ねぐら
トクラ
すま
すみ
すみか
ずま
つま
とま