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窠宿
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とや
ふりがな文庫
“
窠宿
(
とや
)” の例文
降り続く大雪に、
伯母
(
おば
)
に逢ひたる
心地
(
ここち
)
にや、月丸は
雌
(
つま
)
諸共
(
もろとも
)
に、奥なる広庭に戯れゐしが。折から裏の
窠宿
(
とや
)
の
方
(
かた
)
に当りて、鶏の叫ぶ声
切
(
しき
)
りなるに、
哮々
(
こうこう
)
と狐の声さへ聞えければ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
即
(
すなわ
)
ち裏の垣より忍び入りて
窠宿
(
とや
)
近く往かんとする時、
他
(
かれ
)
目慧
(
めざと
)
くも僕を
見付
(
みつけ
)
て、
驀地
(
まっしぐら
)
に
飛
(
とん
)
で
掛
(
かか
)
るに、不意の事なれば僕は
狼狽
(
うろた
)
へ、急ぎ元入りし垣の穴より、走り抜けんとする処を
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
窠
部首:⽳
13画
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
“窠”で始まる語句
窠
窠下
窠臼