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鶏舎
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とや
ふりがな文庫
“
鶏舎
(
とや
)” の例文
何でも
夜半
(
よなか
)
のことだと聞きましたが、裏の
鶏舎
(
とや
)
で
羽搏
(
はばたき
)
の音が烈しく聞えたので、彌作が
窃
(
そっ
)
と出て見ると、暗い中に例の𤢖が立っている。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
二人で鶏を
鶏舎
(
とや
)
へ始末をしてから、縁側の方へ戻って来ると、中村は愚かしい芳太郎に、いつも言って聞かせるようなことを、また繰り返した。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
……大方眠りつこうとしていると、不意に土間の隅に設けてある
鶏舎
(
とや
)
のミノルカがコツコツコと騒ぎだした。
老夫婦
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
馬車が薪だの大小さまざまの
鶏舎
(
とや
)
だのの積みかさねてある狭くるしい庭へ入ると、馬車から一人の老婆が降りた。その老婆は、十等官夫人と名乗る例の女地主、コローボチカ婆さんであった。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
彌作も
魂消
(
たまげ
)
て息を殺していると、𤢖は
鶏舎
(
とや
)
の中から一羽を
握
(
つか
)
み出して、ぎゅうと
頸
(
くび
)
を
捻
(
ねじ
)
って、
引抱
(
ひっかか
)
えて
何処
(
どこ
)
へか行って
了
(
しま
)
ったと云いますよ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
泥のグチャグチャいう音と豚のゲーゲー啼く声に送られながら、彼は祭司長の家へと乗りつけた。馬車を降りると、てくてくと徒歩でいろんな
鶏舎
(
とや
)
の後ろをまわって、ようやく玄関へ辿りついた。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
鶏
常用漢字
中学
部首:⿃
19画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“鶏”で始まる語句
鶏
鶏卵
鶏冠
鶏頭
鶏鳴
鶏肉
鶏小舎
鶏肋
鶏小屋
鶏合