“とりと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取留48.1%
取止44.4%
鳥捕7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかる苦心は近頃やまい多く気力乏しきわが身のふる処ならねば、むしろ随筆の気儘なる体裁ていさいをかるにかじとてかくは取留とりとめもなく書出かきいだしたり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
お母様のお部屋では取止とりとめもないことを語合かたりあって、つい笑い声も立てました。暇乞いとまごいをすると、用がないからと、いつも送って下さいます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「こっちはすぐたべられます。どうです、少しおあがりなさい」鳥捕とりとりは、黄いろのがんの足を、かるくひっぱりました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)