“書出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきだし50.0%
かきいだ33.3%
かきだ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時は直ぐ思い出せなかったが、それから一つき程後、ふと、そうだ、志賀重昂(矧川)の『日本風景論』書出かきだしの文句の中にあった、と思い出した。
かかる苦心は近頃やまい多く気力乏しきわが身のふる処ならねば、むしろ随筆の気儘なる体裁ていさいをかるにかじとてかくは取留とりとめもなく書出かきいだしたり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
短篇小説『刺青』に於ては其の書出かきだしの一章を見るがよい。
谷崎潤一郎氏の作品 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)