“かきだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掻出40.0%
掻抱20.0%
書出20.0%
舁出20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と文治も一生懸命であかを掻出かきだして居ります。烈風ます/\たけり狂って、黒雲くろくも彼方かなた此方こなたしゅをそゝいだようになりました。船頭はこれを赤じまと申します。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
寝ている蒲団ふとんの中から、お雪ちゃんの身体からだを引きずり起して、両方の腕で掻抱かきだいてむやみにゆすぶりました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
短篇小説『刺青』に於ては其の書出かきだしの一章を見るがよい。
谷崎潤一郎氏の作品 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
留守に念も置かないで、そのまま駕籠を舁出かきだした。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)