“取留”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりと52.0%
とりとめ40.0%
とりとま8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
医者もあおくなって、騒いだが、神のたすけかようよう生命いのち取留とりとまり、三日ばかりで血も留ったが、とうとう腰が抜けた、もとより不具かたわ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
聞れ吉兵衞其方は狂氣きやうきにても致したるや取留とりとめもなきこと而已のみやつかな然ながら千太郎は久八と兄弟なりとは如何の譯にて右樣の儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かへりみず不屆きの次第故早速さつそく取押へ町名家主等相尋あひたづね候へ共何か取留とりとまらぬ申くちにて至極しごく怪敷あやしく存じ候間其儘差出候に付御吟味下さるべく候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)