“取止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりと66.7%
とりとめ11.1%
とりやめ11.1%
とりとど5.6%
とりや5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取止めもない思いを辿っているうちに、空気が人いきれで重くなって、人々のさざめきや、皿の音や、酒杯肉叉の触れる音や
孤独 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
それから東町奉行所との間に往反して、けふ十九日にあるであつた堀の初入式の巡見が取止になつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ようやく追い付きて取止めたれど泥にまみれてあまり立派ならぬ帽の更に見ばえを落したる重ね/\の失敗なり。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それで真先取止めになったのは、この原子関係の研究であった。
原子爆弾雑話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)