“肉叉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
フォーク42.1%
フオーク21.1%
にくさ5.3%
にくさし5.3%
にくさじ5.3%
フゥルシェット5.3%
フオク5.3%
ホオク5.3%
ホーク5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はその薄青いペンキの光る内側で、額に仕立てたミュンヘン麦酒の広告写真を仰ぎながら、肉刀肉叉まじく闘かわした数度の記憶さえっていた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と無口な學士にしては、滅多と無い叮嚀な説明をして、ガチヤン、肉叉を皿の上に投出し、カナキンの手巾しく口のを拭くのであツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
洋人銀の肉叉を用ひ漢人翡翠る。しかして我俗杉の丸箸を以て最上の礼式とす。万事皆かくの如し。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
厨夫庖仕肉叉をもて肉を鍋の眞中に沈めうかぶことなからしむるもこれにかはらじ 五五—五七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
スパゲティを牛酪めている最中で、こちらも火急の場合だったが、石亭先生の弱りかたがあまりひどいので、肉叉を持ったまま先生のほうへ近づいて行った。
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
さうして肉刀をとり、肉叉をとつて話を逃れようとした。すると相手は給仕を呼んで、菓物とキユラソオを命じ、卷煙草に火をつけて落ついて話し出した。
こんなことを言って、細くせた左の手で肉叉を持添えながら食った。宗蔵はが持てなかった。で、こういうものを買って宛行われている。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
おおっぴらに城陽亭へ入って肉叉をつかったり、独逸商館の理髪床で頭髪を刈ったりするようなことは、たんに攘夷派の感情をるだけで、稚気に類したことだから、ありゃア
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)