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肉叉
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フオーク
ふりがな文庫
“
肉叉
(
フオーク
)” の例文
其三四郎に取つて、かう云ふ紳士的な学生親睦会は珍らしい。
悦
(
よろこ
)
んで
肉刀
(
ナイフ
)
と
肉叉
(
フオーク
)
を動かしてゐた。其
間
(
あひだ
)
には
麦酒
(
ビール
)
をさかんに飲んだ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
と無口な學士にしては、滅多と無い叮嚀な説明をして、ガチヤン、
肉叉
(
フオーク
)
と
刀
(
ナイフ
)
を皿の上に投出し、カナキンの
手巾
(
ハンケチ
)
で
慌
(
あわただ
)
しく口の
周
(
まはり
)
を拭くのであツた。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
遠
(
とほ
)
い
昔
(
むかし
)
に、
燒肉
(
ビフステーキ
)
が
少
(
すこ
)
し
焦
(
こ
)
げ
※
(
す
)
ぎて
居
(
を
)
るからと
怒鳴
(
どな
)
つて、
肉叉
(
フオーク
)
もつけずに
犬
(
いぬ
)
に
喰
(
く
)
はせてしまつた
一件
(
いつけん
)
や、「サンドウイツチ」は
職工
(
しよくにん
)
の
辨當
(
べんたう
)
で
御坐
(
ござ
)
るなどゝ
贅澤
(
ぜいたく
)
を
云
(
い
)
つて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
従来
(
これまで
)
義理に
逼
(
せま
)
られて三度ばかし
肉叉
(
フオーク
)
を手にとつた事があるが、三度が三度とも赤痢になつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
外科医の一人は堅いビフテキの一
片
(
きれ
)
を
肉叉
(
フオーク
)
の
尖端
(
さき
)
へ突きさして、その昔基督がしたやうに
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
西洋料理を食べるに、
肉叉
(
フオーク
)
を使はないで、何もかも
肉刀
(
ナイフ
)
で片づけてしまふ人がよくある。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
アメリカの六代目大統領ジヨン・クインシ・アダムスは、国祖のそれと違つて
肉叉
(
フオーク
)
で食事をしたので、夫人はそれが気がかりでならなかつたものか、お客があると
極
(
きま
)
つたやうに
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
叉
漢検準1級
部首:⼜
3画
“肉”で始まる語句
肉
肉体
肉桂
肉塊
肉汁
肉體
肉刺
肉身
肉置
肉食