“にくさし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肉叉66.7%
肉差33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取止とりとめもない思いを辿っているうちに、空気が人いきれで重くなって、人々のさざめきや、皿の音や、酒杯さかずき肉叉にくさしの触れる音や
孤独 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
厨夫ちゆうふ庖仕ばうじ肉叉にくさしをもて肉を鍋の眞中まなかに沈めうかぶことなからしむるもこれにかはらじ 五五—五七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
白い汚れた前垂まへだれを掛けたボーイは私の前に肉差にくさしさじを置いて、暗い暖簾のれんの掛つた方から牡蠣かきのスウプを運んで来た。
(新字旧仮名) / 島崎藤村(著)