『犬(いぬ)』
此節私はよく行く小さな洋食屋がある。あそこの鯛ちり、こゝの蜆汁、といふ風によく猟つて歩いた私は大きな飲食店などにも飽き果てゝ、その薄汚い町中の洋食屋に我儘の言へる隠れ家を見つけて置いた。青く塗つた窓際には夏からあるレエスの色の褪めたのが掛つ …
作品に特徴的な語句
辛(からし) 適(ふさは) 端(さき) 置(なら) 止(とゞ) 眼前(めのまへ) 為(す) 屋(うち) 皺枯(しやが) 家中(うちぢゆう) 異(い) 細(こまか) 微笑(ほゝゑ) 悪寒(をかん) 何卒(どうか) 今日(けふ) 昨日(きのふ) 斯(こ) 鯛(たひ) 擦(こす) 盥(たらひ) 直(すぐ) 石鹸(シャボン) 穢(きたな) 蜆汁(しゞみじる) 褪(さ) 詑(わび) 除(よ) 雑巾(ざふきん) 静止(じつと) 馴染(なじ) 我儘(わがまゝ) 厭(いと) 可恐(おそろ) 啜(すゝ) 失策(しくじり) 前垂(まへだれ) 内(なか) 其様(そん) 怜悧(りこう) 指(ゆびさ) 何事(なんに) 恍(ほ) 訛(なま) 下婢(かひ) 肉差(にくさし) 食卓(テーブル) 例(ためし) 見倣(みなら) 傍(そば) 側(そば) 調戯(からか) 身体(からだ) 入物(いれもの) 遣(や) 光沢(つや) 関(かま) 隆(たか) 狆(ちん) 慇懃(いんぎん) 暖簾(のれん) 最早(もはや) 気立(きだて) 汚点(しみ) 注(つ) 溝板(どぶいた) 牝(めす) 牡蠣(かき) 匙(さじ) 独語(ひとりごと) 猟(あさ) 瓶(びん) 由(よし) 平素(ふだん) 屋外(そと) 家(うち) 好(い) 嗅(か)
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