“入物”の読み方と例文
読み方割合
いれもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麦焦むぎこがしを喰わせるものと見えて麦焦しの入物いれものがその端にある。また差入物というような訳と見えて少しよい食物もそこに置いてあります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
と云いながら入物いれものごとほうり付けましたが、此の皿は度々たび/\焼継屋やきつぎやの御厄介になったのですから、おふくろ禿頭はげあたま打付ぶッつかってこわれて血がだら/\出ます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「それから半刻ばかり經つて入物いれものを取りに行くと、お舟と和助は何處からか歸つて來て、二人そつぽを向いて坐つて居たといふぢやありませんか」